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【開催報告】「Global HR Seminar」10月4日オーストラリア大使館にて

グローバル人材採用・育成支援を手がける株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は2011年10月4日、オーストラリア大使館(東京港区)で「Global HR Seminar」を開催しましたのでご報告いたします。

《Global HR Seminar(10/4)概要》
開催日時、場所:2011年10月4日(火)13:30~16:00、オーストラリア大使館にて

テーマ:「アジア・パシフィック地域におけるグローバル人材育成拠点としてのオーストラリア
アジア人材と文化が融合したダイバーシティ環境と人材教育について」

・ 第1部「オーストラリア:アジアにおけるビジネスとグローバル人材育成の拠点としての魅力」
在大阪オーストラリア総領事館 総領事 クリストファー・リース 氏

・ 第2部「CLOSE UP:クィーンズランド州における国際教育とアジア人材・経済交流」
クィーンズランド州政府駐日事務所 代表 安達 健 氏

・ 第3部「グローバルを舞台としたアジア」において求められるヒューマンスキルとコミュニケーション力
~企業から見る、オーストラリアでの人材育成環境と活用事例~
JFEエンジニアリング株式会社 常務執行役員 露口 哲男 氏
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン 人事本部 中西 康恵 氏
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 人事総務ユニット 矢野 三保子 氏

(*所属等はすべて開催日現在のものです)

開催にあたりオーストラリア大使館のブレンドン・ハマー首席公司からご挨拶をいただいた後、在大阪オーストラリア総領事館のクリストファー・リース総領事は、アジアとのつながりを意識した内容で、オーストラリアの市場や産業について説明。「教育と研修」は石炭、鉄に次ぐオーストラリアの重要な輸出産業であることが示されたほか、アジアにおける国際教育のハブであることが強調されました。

オーストラリア留学後に外資系コンサルティング会社等グローバルな舞台で活躍されてきたクィーンズランド州政府駐日事務所代表の安達氏は、「日本人はグローバルを舞台にビジネスをするにはスキルが不足している」と危惧。オーストラリアでも特に資源が豊富なクィーンズランド州は経済に強みを持っていること、また133カ国から1万人の留学生を擁するクィーンズランド大学はアジア出身の留学生が多いことから、ビジネスを学ぶだけでなく将来の人脈作りにも役立つと、同州への留学のメリットを挙げました。

第3部のパネルディスカッションでは、企業で人事に関わる3名が、異なる立場からオーストラリアで留学・研修する魅力を語っていただきました。
海外事業所を今後世界16カ国に拡大するにあたり、オーストラリアでも人材研修を行う予定があるというJFEの露口氏は、ご自身の豊富な海外ビジネス経験を交えながら、アジア各国の文化を知ったうえでビジネスをすることの重要性を指摘されました。
メルボルン大学で人材管理学(ヒューマンリソースマネジメント)を学ばれたご経験をお持ちの、株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン・中西氏は、各国の独特な英語の中でもアジア出身者が使う(訛の強い)英語“Asian English”に言及。まさに“Global English”ともいえる「生きた英語をツールにしてやりとりをする力」がオーストラリア留学で身につき、ビジネスの場でもその経験が役に立っていると強調されました。
すでに数年にわたって社員にオーストラリア研修を実施している日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の矢野氏は、“異文化を受け容れる気質”を持つオーストラリアは学ぶ環境としてとてもよかったと、(研修を受けた)社員から評判が良いことや、研修自体が社員の英語力アップ、ならびグローバルマインドの醸成に役立っていることを、事例を交えてお話していただきました。

3つのプログラムを通じて伝えられたオーストラリアで留学、研修を受けることの魅力は、1.“Asian Diversity”と呼ばれるアジアにおける国際教育のハブであること、2.“Global English”(Asian English)でコミュニケーションする力が身につけられること、3.ビジネスにつながる人脈作りができる環境だということでした。

アンケート結果では、9割の方が今回のセミナーを「大変参考になった」「参考になった」と回答。「人材育成、教育、研修の場としてオーストラリアの魅力がよくわかった」「人脈作りができる点に興味を持った」等、大変好評をいただきました。

なお、開催翌日(10/5)付のオーストラリア最大の全国紙「The Australian」に、クィーンズランド大学ならびにニューサウスウェールズ大学が、日本からのビジネス研修生受入れを強化しているという記事が紹介されました。(同大学と弊社との包括提携についても触れられています。)
詳細はこちら http://www.theaustralian.com.au/higher-education/unis-sign-up-japans-new-wave-of-leaders/story-e6frgcjx-1226158334451

参考: 豪州名門大学と包括提携 法人向けグローバルビジネス英語&コミュニケーション研修提供開始(2011年6月8日付弊社プレスリリース)
詳細はこちら http://web.disc.co.jp/topics/AZ_20110608.htm

株式会社ディスコについて
企業や学校のリクルーティング活動を支援する各種サービスを提供。“人々の「学ぶ・働く」を考える”企業として、人と組織の成長のための付加価値の高い事業展開を行っています。2010年に海外の大学進学等を支援する国際教育機関Navitas社(オーストラリア)と包括提携を締結。翌2011年にはクィーンズランド大学ならびにニューサウスウェールズ大学と、法人向けビジネス英語&コミュニケーション研修を提供するため、同大学関係機関と包括提携を締結しています。
特に留学生就職支援は、四半世紀にわたって取り組んでいます。これまでにのべ12万人が参加した世界最大級のバイリンガル就職イベント「Boston Career Forum」をはじめ、ロンドン、ロサンゼルス、上海、東京など世界主要都市で「Career Forum」を開催。世界で活躍できる人材を育成するためのプログラムもさまざまに提供しています。