NEWS RELEASE

外国人留学生の就職活動調査(2013年4月発行)

就職・人材情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2014年3月卒業予定の外国人留学生の就職活動モニター(現大学4年生、理系は修士2年生を含む)を対象に2013年2月26日~3月13日の期間、現在の就職活動状況についてインターネットで調査を行いました。(回答数325人)

*調査詳細は同調査結果のレポートをご覧ください。

 

1.就職戦線の見方と就職後のキャリアプラン
日本の大学に通う外国人留学生に、就職活動の見通しを聞いたところ、「非常に厳しい」28.6%、「やや厳しい」51.7%とあわせて80.3%が厳しいと回答。留学生採用に注目が集まっているものの、現在の就職戦線については引き続き厳しい状況が続くとみる留学生が大半でした。
また就職後のキャリアプランについては、「一つの会社に定年まで勤めたい」が41.2%で最多。一方で「一つの会社にこだわらず、転職などでキャリア・アップを図りたい」(31.4%)、「いずれは独立・起業したい」という留学生も23.7%にものぼり、独立志向、キャリア・アップ志向が旺盛といえます。
実際、将来どこまで出世したいのかを聞いたところ、「社長」が最も多く全体で32.3%となり、出世意欲の高さがうかがえます。(図表1参照)
   
 

2.就職活動の中心としている企業の規模、企業へのエントリーとセミナー参加の状況
就職活動の中心としている企業としては、「業界トップ企業」(21.8%)、「大手企業」(28.3%)と大手企業が約半数を占め、日本人学生に比べても大手企業志向が強いことがわかります。これは、留学生の採用実績のある企業に大手が多いことや、中小企業に関して日本人学生以上に知る機会が少ないことなどが要因といえます。実際、企業へのエントリー社数の状況を聞いたところ、一人あたりの平均で34.8社。同時期の日本人学生の平均(74.2社)と比べると、約半数の水準でした。(図表2参照)
      
 

3.企業に評価してもらいたいこと、現在の「日本語」語学力は? 
就職活動で企業にぜひ評価して欲しいことを聞いたところ、「異文化対応力」49.8%、「語学力」43.4%、「チームワーク力」40.3%の順になりました。「チームワーク力」は日本人学生においても38.7%と高いですが、上位の2項目については留学生と日本人学生の差は非常に大きいといえます。
「語学力」のレベルについて聞いたところ、日本語については「ネイティブレベル」21.5%、「ビジネスレベル」60.9%とビジネスレベル以上が82.4%と大多数を占めており、また、英語については「日常会話レベル」が56.6%と半数以上を占め、「ネイティブレベル」4.6%、「ビジネスレベル」24.6%とあわせて約30%がビジネスレベル以上の英語力をもっていることがわかりました。(図表3参照)
   
4.日本で就職する際に不安に感じること
日本で就職する際に不安に感じることで最も多かったのは、「職場の人間関係をつくれるか」で44.4%。「顧客対応が問題なくできるか」33.4%など自身の仕事に対する個人的な不安でもあるが、中国・韓国出身者を中心に「母国と日本との外交関係」を選ぶ人も多く(39.1%)、「日本の景気動向」32.8%なども考えあわせると、外国人として日本という国で働くことを客観的にとらえ、不安を感じている様子もうかがえます。(図表4参照)

《調査概要》
 調査対象       : 2014年3月卒業予定の外国人留学生(現大学4年生、大学院修士課程2年生)
 調査方法       : インターネット調査法
 調査期間       : 2013年2月26日~3月13日
 サンプリング : 日経就職ナビ2014に登録している外国人留学生3,992人
日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。

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