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元「キャリタス就活2017 学生モニター」 入社1年目のキャリア満足度調査

<調査概要>
2017年度新入社員を対象に、現在の勤務状況を調査。そのうち、新卒入社した企業に「現在も勤務している」と回答した96.9%を対象に、勤務先企業への満足度などを調査・分析しました。
調査対象 : 2017年度新入社員(元「キャリタス就活2017」学生モニター)
調査時期 : 2018年1月17日 〜 1月29日
調査方法 : インターネット調査法
回答者数 : 455人(男性258人、女性197人)

<目次>
1. 勤務先企業について
1-1 勤務先企業への満足度
1-2 満足/不満の理由
1-3 入社後に感じたギャップ

2. 転職意向について
2-1 転職意向有無/満足度比較/ギャップ比較
2-2 項目別満足度比較

3. もう一度大学生として就職活動するなら
3-1 現在の勤務先への就職意向
3-2 就職先企業を選ぶ基準
3-3 就職活動中に知っておきたかったこと

【参考データ】業界別集計

1-1 勤務先企業について<勤務先企業への満足度>

現在の勤務先企業への満足度の平均は69.2%。在学時に入社決めた時の満足度(78.0%)より8.8ポイント減。
満足度が高い項目は「人間関係」 「勤務地」 「仕事内容」「社風」。一方「教育・研修制度」 「残業時間」 「給与・待遇」はやや低め。

1-2 勤務先企業について<満足度/不満の理由>

勤務先企業に満足している点としては、仕事の面白さや良好な人間関係などが多く挙げられた。
不満な点としては、希望しない配属や残業時間の多さ、給与・待遇の悪さ、社風や体質など多岐にわたる意見が挙がった。

満足
・入社前に望んでいた配属希望が叶い、やりたい仕事に従事することができている。<金融/文系男性>
・主体的に多岐にわたる仕事をさせてもらえているから、実際に自分の仕事が社会に影響を与えることがわかり、やりがいがある。<サービス/文系女性>
・学ぶことが山のようにあって、自分の成長が追いつかないことに苛立ちを覚えることがあるが、成長をサポートしてくれる体制がとてもありがたい。<IT/理系男性>
・配属先は予想外だったが、いい人に囲まれて仕事ができている。<商社・流通/文系男性>
・様々なプロジェクトにアサインされているので、いろんな現場を体験できている。それによって、自分がどういう業務内容が合っているのかが分かってきた。<IT/文系男性>
・ほぼ毎日定時に帰り、若手ベテランを問わずいつも丁寧に指導してもらえ、集中研修でもしっかりフォローがあり、賞与や福利厚生も想像以上に充実していた。<金融/文系女性>
・仕事に限らず、私用であっても相談がしやすいと感じている。また産休、育休を取得している先輩も多く、今後のライフプランが考えやすい。<IT/理系女性>
不満
・営業職として採用されたはずだが、まったく違う部署に配属になり、将来的にも営業職に就けそうにない。<製造/文系男性>
・先輩方は優しく人間関係には満足しているが、自身が職種への適性があるのか悩んでいる。また住宅手当てがない等雇用条件にも若干不満がある。<サービス/理系女性>
・社風が明らかにマッチしていないと感じている。ボーナスなどは今現在多いが、将来を見据えると業界全体的に不安である。<製造/文系男性>
・待遇面はよいが残業が多く、やりたい仕事ではない。<製造/理系男性>
・想像していたものとかなり違い大変。<サービス/文系女性>
・知識がないうちから仕事のボリュームが多い。<IT/文系女性>
・人が足りていない状況で若手の一人当たりの仕事量が多く、部署によって仕事量にバラつきがあることが不満。<金融/文系男性>
・システム化が遅れていて、余計な仕事があり効率が悪いところがある点。<サービス/文系男性>
・仕事内容が給与に見合っていないと感じる。<金融/文系女性>
・研修内容が不十分である。<製造/理系男性>

1-3 勤務先企業について<入社後に感じたギャップ>

「とてもギャップがあった」「ややギャップがあった」を合わせて約6割(57.8%)が、入社後にギャップを感じていた。
配属先や勤務実態が「聞いていた話と違った」などのほか、業務内容や社風が「イメージと違った」など理解不足の声も見られた。

良いギャップ
・予想以上に教育に力を入れてもらえていること。<金融/文系女性>
・思っていた以上の幅広い製品を扱っている。今のところ、思っていたよりもハードな仕事ではない。<製造/理系男性>
・意外と自分の関わりたかった仕事を一年目からやらせてもらえている。<IT・情報処理/理系女性>
・上下関係がいい意味で緩く、とても働きやすい環境だと感じた。<製造/文系男性>
悪いギャップ
・説明会では華やかな部分のみを見ていたため、入社後は思っていたよりも地味な仕事が多いと感じた。<サービス/文系男性>
・希望部署に配属されず、入社前に抱いていたイメージと真逆の環境で働くことになったこと。<金融/文系男性>
・資格取得のサポートが手厚いと聞いていたが、本を渡されて少し解説があっただけだった。<IT/理系女性>
・職場の年齢層が非常に高いこと。業務内容が聞いていた内容と違うこと。事業所ごとや部署単位での縦割り意識が非常に強いこと。<製造/文系男性>
・完全週休二日制と言われているが、事業所によっては土曜日は確実に仕事でそれに代わる休日がない点。<サービス/文系男性>

2-1 転職意向について<転職意向有無/勤務先企業への満足度比較/入社前後のギャップ比較>

現時点で「転職は考えていない」は約6割(56.9%)にとどまり、「転職活動中」「転職活動はしていないが検討中」が計4割に上る。
「転職活動中・検討中」の人は、入社後に勤務先への満足度が平均15.4ポイント低下。入社前後のギャップも大きい。

2-2 転職意向について<項目別満足度比較>

「転職は考えていない」人は、「人間関係」「仕事内容」「社風」への満足の割合が高く、9割近くが満足。
「転職活動中・検討中」の人は、「残業時間」「給与・待遇」「教育・研修制度」への不満が目立つ。
転職意向有無で、最も差があるのは「社風」(31.1ポイント差)。

3-1 もう一度大学生として就職活動をするなら<現在の勤務先への就職意向>

もう一度大学生として就職活動をするなら「現在の勤務先企業に入社したい」は約4割にとどまり、残り6割近くは他社への入社を希望。
「できれば違う企業に入社したい」人からは、「現状に不満はないが、もっといい会社があるかもしれない」という声が多く挙がった。

現在の勤務先企業に入社したい
・一年目の段階で貴重な経験ができていると感じることが多くあるから。<製造/理系男性>
・内定をもらった中で超大手と迷ったが、結局は今のところでよかったと思うことが多いので。<IT・情報処理/文系女性>
できればほかの企業に入社したい
・他社に勤めている友人の話を聞くと、もう少しいろいろな会社を見ておけばよかったと思う。<金融/文系女性>
・社会のことが分かってきて他にも選択肢があったなと思うから。<製造/文系女性>
・第1志望の企業に行きたい気持ちがゼロになっていないから。<官公庁・団体/文系男性>
・別の企業で、他の視点から同じ業界を見てみたい。<IT・情報処理/理系男性>
絶対に他の企業に入社したい
・思っていた仕事と異なっていたから。<製造/理系女性>
・大学での勉強を活かせるような会社に就職したい。<商社/文系男性>
・若い時に日本国外で経験を積みたいから。<サービス/理系男性>
・形のないものを売る職業の厳しさを思い知ったから。<金融/文系女性>

3-2 もう一度大学生として就職活動をするなら<就職先企業を選ぶ基準>

もし、もう一度新卒就活するなら、企業選びの基準は「給与・待遇」(53.8%)、「休日・休暇が多い」(47.0%)の順。
入社決定時より30ポイント以上増加。最も下がったのは「社会貢献度が高い」(18.4ポイント減)。

3-3 もう一度大学生として就職活動をするなら<就職活動中に知っておきたかったこと>

OB訪問やインターンシップを通じて、勤務先企業の具体的な仕事内容や職場環境、待遇などの実情を知っておきたかったという声が多数挙がった。

勤務先企業に関して
・OB訪問などを行い、会社の良い面ばかりだけでなく、悪い面も知っておきたかった。<製造/文系男性>
・OB訪問をすることで、若手社員の働き方などを知っておいてもよかったと感じた。<IT/理系女性>
・社風や会社の概要など抽象的なことではなく、実際の仕事内容。<製造/文系女性>
・長期インターンシップや、職場見学などをもっとしておくべきだったと思います。<サービス/理系男性>
・会社の内情や業界の状況など。<金融/文系男性>
・徹底して仕事の悪い点を聞けばよかった。 入ってからのギャップは良い点よりも悪い点で感じることが多いと思うから。<IT/文系男性>
・入社後数年間のキャリアの動きと給与体系。<製造/文系男性>
・仕事内容の研究。先輩社員への質問。人員配置など。<金融/文系女性>
・求人票に出ている給料は手取りになるといくらになるのか。残業手当はしっかり出るのか。頑張ったらその分しっかり給料で評価されるのか。 <サービス/文系男性>
・自分をどこに配属する目的で採用しようとしているか。<製造/理系男性>
・企業理念に共感できるかや、成長戦略が現実的かという部分はもう少し見ておけばよかったと感じた。<製造/理系女性>
・会社の組織図などを調べること。 会社分析の精度をあげるべきだった。<商社・流通/文系男性>
その他
・職種をよく知ること。営業をしたいと思っていたが、いざ働いてみるとノルマに対して考えが甘かったと自覚した。<サービス/文系女性>
・色々な企業のインターンに参加すればよかった。<製造/文系男性>
・いろんな業界の実態を聞くために、OB訪問をたくさんすればよかったかもしれないです。<サービス/文系女性>
・なるべく幅広い業界のビジネスモデルを知る。<サービス/文系男性>
・企業研究と本当に自分が何をやりたいのか、自己研究をもっと深くやっておけばよかったと思います。<製造/理系女性>
・自分の学んでいる分野以外の業界にも目を向けることの重要性。<製造/理系男性>
・社会人としてのマナーは就活中からもっと学んでおくべきだった。<IT/文系女性>

【参考データ(1)】業界別集計<勤務先企業への満足度/入社前後のギャップ/転職意向>

- 業界別に見ると、「金融」と「製造」において、勤務先企業への満足度の下げ幅や入社前後のギャップが大きい。
- 転職意向が最も高いのは「金融」で、「転職活動中」「転職検討中」を合わせると過半数(55.2%)に上る。

【参考データ(2)】業界別集計<勤務先企業への満足度・詳細>